製品情報

ALUSAC-35

線はんだ(やに入りはんだ)
やになしタイプ
融点
217-341℃
合金
Sn-Ag-Cu系

製品一覧

品番 ALUSAC-35
用途 アルミ接合用
タイプ・特長 有銀電解腐食抑制
合金 Sn-3.0Ag-5.0Cu-0.05Ni
融点 217-341℃
固相温度 217℃
液相温度 314℃

ALUSAC-35

  • アルミ接合用
  • 有銀 / 電解腐食抑制

電解腐食に強い、アルミ接合用鉛フリーはんだ

アルミと銅の接合は、接合部に電解腐食(ガルバニック腐食)が生じることから、これまで困難とされてきました。
一般的な鉛フリーはんだを用いても接合は可能ですが、時間の経過とともに腐食が進み強度低下を招きます。
アルミ接合用鉛フリーはんだ「ALUSAC-35」は電解腐食に強い特性を備えており、長期的に接合強度を保持します。

アルミ線と銅端子の接合(はんだ付け)

アルミ線と銅端子の接合(はんだ付け)

線径の細いアルミケーブルと銅端子の多くは「かしめ」と呼ばれる圧着工法により接合されています。
しかし、線径が太くなるとカシメだけでは接合強度が不足してしまいます。振動などにより接合部が外れないためにも、はんだ付けによる確実な接合を推奨します。

自動車の軽量化に貢献

自動車の軽量化に貢献

1台の自動車に使用されている銅電線(ワイヤーハーネス)の総量は実に20kgに及びます。この銅線をアルミ線に置き換えることにより軽量化が図れますが、アルミ線と銅端子の異種金属接合が引き起こす「電解腐食」という課題に直面します。ALUSAC-35は異種金属間で生じる電解腐食を抑制し、接合後も確かな接合力を持続します。

アルミ線コイルとコミュテータの接合

アルミ線コイルとコミュテータの接合

近年量産が進んでいるアルミ線を使ったモーターコイル。コイルから伸びたアルミ線と銅コミュテータの接合部にもご活用頂けます。