野北和宏 教授が “2021 TMS AWARD” 受賞
RESEARCH TO INDUSTRIAL PRACTICE AWARD
TMS ( The Minerals, Metals & Materials Society ) は「鉱物・金属・材料」分野の研究発表を支える専門的な団体です。
主な活動として論文の公開や専門誌の発刊、研究者やエンジニアによるネットワーキングイベントの開催などを行っていますが、TMSを通じて発信される最先端の研究報告に、世界中が注目しています。
3月17日、TMSが優れた研究者に贈る「TMS AWARD」の授与式がオンラインで開催され、野北和宏教授(クイーンズランド大学・材料工学)が「RESEARCH TO INDUSTRIAL PRACTICE AWARD」を受賞されましたのでご紹介します。
受賞理由は「For establishing the multiple effects of Ni in Pb-free solder alloys, opening the way for a new generation of high-reliability, thermodynamically stable interconnects.」
つまり、Ni添加が鉛フリーはんだにもたらす複数の効果についての研究が評価されました。
Niが添加された鉛フリーはんだの代表格と言えば「SN100C」「SN100CV」。これらの合金の高信頼性のメカニズムが、こうした研究によって明らかになりました。
今回の受賞は、野北教授と鉛フリーはんだの共同研究を行っているクイーンズランド大学内の研究センター「Nihon Superior Center for the Manufacture of Electronic Materials」としても、またその活動を支える当社にとっても大変喜ばしいニュースです。
授賞式の模様は 「YouTube」 でご覧いただけます(左の「YouTube」をクリックするとYouTubeが自動再生されます)。