導入事例

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中部ハイテクサービス様

日本スペリア社が独自に開発した鉛フリーの錫ー銅-ニッケル系の鉛フリーはんだ「SN100C」が急速に採用実績を伸ばしている。従来の錫ー鉛共晶はんだと同等の接合信頼性がある上、はんだ切れが良くきれいな仕上がりが得られ、さらに貴金属を含まない分、コスト的にも有利といった特徴から、適応範囲も広がりを見せている。

内外のエレクトロニクス業界では鉛フリー化への取組みが急ピッチだが、「SN100C」のユーザー訪問シリーズの第10段として、今回はパソコン用基板にSN100Cを採用している中部ハイテクサービス(愛知県豊川市)を訪ねた。

取材:日刊工業新聞社

パソコン用基板の鉛フリー化で先行、外部から評価受託も

鉛フリー化したノート型パソコンとその基板

中部ハイテクサービスは日立製作所の全額出資会社で、日立のパソコンやサーバの生産拠点である豊川工場内に本社を置き、生産計画、資材調達、生産、品質保証など製造にかかわる一連の業務を担当している。

日立は99年2月、業界に先駆けてノート型パソコン「FLORA220CX」用基板の一部に鉛フリーはんだを採用、続いて00年4月に「220FX」用基板のリフロープロセスを鉛フリー化、同年9月にフロープロセスに「SN100C」を採用した。02年3月からは豊川工場で生産するすべての新機種用プリント基板で鉛はんだの使用を全廃、また、廃棄・焼却時にダイオキシンの発生を防ぐためハロゲンフリー化も同時並行で進めたのが特徴。

「220FX」のマザーボードには1000点の表面実装部品、10点の挿入部品が使われており、表面実装部品は錫ー銀ー銅系はんだでリフロー処理され、挿入部品にはSN100Cを採用している。「SN100Cはコスト、接合信頼性に加え、引け巣が少ないなど仕上がりの良さが採用の決め手になった」と基板実装を担当している中部ハイテクサービスPKセンタの製造技術グループ担当者。現在では同グループでフロー工程用として、パソコン以外にも採用範囲が広がっている。

一方、中部ハイテクサービスではこうした鉛フリー化のノウハウを外部の企業にも役立ててもらおうと、SN100Cによるはんだ付評価を請け負うユニークな事業も行っている。大型サイズのプリント基板試作、少量からの生産受託、実装設計など一連の外部向けサポート事業の一環で、中部地区の事務機器メーカーや工作機械メーカーなどから受注実績を増やしている。

※この内容は、日刊工業新聞 平成15年5月12日に掲載されたものです。

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