導入事例

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ミネベア様

日本スペリア社が独自に開発した鉛フリーの錫-銅系はんだ「SN100C」が急速に採用実績を伸ばしている。1999年3月に初めて量産ラインに本格採用されて以来、今年度中には全世界の300台以上のはんだ槽で採用される見通しである。 エレクトロニクス業界では環境問題への対応から鉛フリー化への取り組みが加速している。この中ではんだ切れが良く、光沢のあるきれいな仕上がりが得られる「SN100C」の主力ユーザーを訪問、現場での評価など生の声を取材するシリーズ5回目として、今回はミネベアの電子機器部品部門のマザー工場である浜松製作所・ミネベアエレクトロニクス(静岡県・浅羽町)を訪ねた。

取材:日刊工業新聞社

メーカー責任で環境対策

スイッチング電源ミネベアは環境保全活動に対して極めて前向きの企業として知られる。10年前から全世界に広がるグループ企業を挙げた活動を展開、1997年9月にはグループ全体が米国環境保護庁(EPA)から「ベスト・オブ・ザ・ベスト・オゾン層保護賞」を受賞している。

はんだを含む製品の鉛フリー化も環境対策の1つのテーマとして5年前から検討「よりかかわりの深いエレクトロニクス部門が先行役となってきた」とエレクトロデバイス部門責任者。00年3月までにミネベアとして鉛フリーはんだへの移行準備を完了。ユーザーの承認を得て2000年7月にSN100Cを使ったエアコン用電源の量産を開始、2001年9月からパソコン用電源の量産も開始している。

いろいろなはんだ材料を比較検討する中で「接合信頼性、リサイクル性、コストという3つの要素から、使用量の多いフローはんだ用にSN100Cを選んだ」( 同部門技師)が、「なぜ鉛フリー化を進めるのかの原点に返ると、廃棄物に有害物質が含まれていては意味がないわけで、リサイクル性が一番の決め手となった。」(同)という。「温度マージンの少ない鉛フリーはんだを使い始めて、製造現場もこれまで以上にはんだの管理を徹底するようになり製品全体の品質も向上した」といった予期しない効果もあった。「今後半年間で業界全体の鉛フリー化は大きく進む見通しで、メーカーとしての責任を果たしていく」方針である。

※この内容は、日刊工業新聞 平成14年10月29日に掲載されたものです。

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