アルミ接合用ろう材
NS-12(アルミニウム接合用ろう材)
NS-12は、TIG、MIG、ガスの3種類の溶接に使用できる優れたアルミニウム接合用ろう材です。
高Si系アルミ合金鋳物に適しています。
主な適用母材
アルミ合金鋳物、2000系(Al-Cu系)合金、6000系(Al-Mg-Si系)合金
寸法
線径 : 1.6mm
形態 : 500mmカット及びリール巻(約5kg)
接合法(ガス溶接の場合)
NS-12 接合法(ガス溶接の場合)
- あらかじめ少し加熱したNS-12(ろう材)にアルミ用フラックスNS-12Fを付着させて、ろう付部に付けて下さい。
- できるだけ熱放散を少なくするため拡散火炎で加熱し、母材の治具には耐熱レンガなどの熱伝導性の悪い材質を使用して下さい。
- アルミ用フラックス NS-12Fが液状化して、母材がNS-12(ろう材)の溶ける温度(約580℃)に達したら、素早く接合部にNS-12をもっていき溶接融合させて下さい。
- 冷却は急冷せず、できるだけ自然冷却を行って下さい。
成分および特性
温度 | 固相線 | 577℃ |
---|---|---|
比重 | 液相線 | 580~590℃ |
主成分 | 2.7 | |
溶接継手の引張強度 | 167N/mm2以上(試験用母材A6061P-T6 板厚 6mm) | |
備考 | JIS Z 3232 A4047相当品 |
NS-12(アルミニウム接合用ろう材)
370℃~650℃の活性温度範囲を持つ粉末タイプのアルミろう付用フラックスです。ろう材の流れをよくし、仕上がりが美しくいのが特徴です。アルミ用ろう材NS-12と併用するといっそう効果的です。
洗浄
残渣は水、又は温水で簡単に除去できます。
容量
約500gポリ瓶(1ケース10瓶入り)