ブレイジング

使用上の注意

可燃性ガス及び酸素を用いて金属の溶接、切断または加熱作業を行う場合は、労働安全衛生規制に基づき、下記1~3のいずれかの資格が必要です。

労働安全衛生規則 第41条
  1. ガス溶接作業主任者免許を受けた者
  2. ガス溶接技能講習を修了した者
  3. その他厚生労働大臣が定める者
高圧ガス取締法

酸素、アセチレン、プロパンまたはその取扱いにあたっては高圧ガス取締法の規定に従って下さい。

ニッケル・カドミウムを含む合金ろう

身体に関する注意事項
  1. ニッケル・カドミウムを含有している合金は食品・医療機関などのろう付には使用しないで下さい。また、ニッケル・カドミウムを含有していない合金についても食品・医療機関のろう付には含有成分を確認して下さい。
  2. ろう付加熱時において溶融したろう材及びフラックスから発生するヒュームを多量に吸引すると目、鼻、喉の粘膜を刺激し、咳、痰、腹痛、頭痛の症状をきたし、気管支炎、肺炎を起こすことがあるので、ろう付作業時は換気、通風の良い部屋か局所排気装置をろう付作業台に設置するか、保護マスクを使用して下さい。また、作業後は必ず洗眼、うがいを励行して下さい。
  3. トーチろう付または高周波ろう付等の加熱により発する発熱光は、目の炎症、視力の低下を起こすので保護眼鏡を着用して下さい。
取扱い上の注意事項
  1. 本合金を継続加工する場合は最終加工率を確認の上、加工硬化割れしないようにご注意してご使用下さい。また、ニッケル・カドミウムを含有していない合金についても食品・医療機関のろう付には含有成分を確認して下さい。
  2. 本合金を大気でじかに熱処理すると合金表面が酸化し、表面組成が変動する恐れがありますので雰囲気中の加熱、冷却を施すことをお薦めします。雰囲気中での熱処理が困難な場合は、熱処理後の酸化膜を新しい希釈水溶液で溶解除去して下さい。酸洗後はアンモニア水溶液で中和処理し、十分に水洗して下さい。
  3. 健全なろう付を行うために次の事項に注意して下さい。
    • 使用するろう材及びろう付継手に異物や油脂等が付着しているとろう材の浸透を妨げたり、継手欠陥を招く原因になりますのでろう付前に確認し、付着している場合は清浄してからろう付をして下さい。
    • ろう付する母材の溶融温度は、本ろう材の溶融温度よりも少なくとも100℃以上の温度差を持たせてください。温度差が少ないと継手部の母材を溶損させたり、ろう材との過剰な拡散層を形成して、継手欠陥が生じるので注意して下さい。
    • ろう付作業温度はろう材の溶融温度からプラス100℃の温度程度で行って下さい。過熱したり、低い温度でろう付すると継手欠陥を生じるので注意して下さい。
    • トーチろう付には還元炎を使用して下さい。
    • ろう付後は継手の劣化を防ぐため、フラックス残渣は完全に除去して下さい。
    • ろう付後は継手部を動かしたり、衝撃を加えると継手欠陥を生じるので注意して下さい。
    • ろう付直後の継手部を急激に冷却すると継手欠陥を生じるので注意して下さい。
  4. ろう付時にフラックスを使用する場合は、その説明書に記述してある注意事項を守って下さい。
  5. ろう付作業者は、JIS-Z-3891による銀ろう付技術者試験に合格した者か、この技術試験に相当する教育を受講した者をろう付作業に従事させて下さい。
  6. 本ろう材の保管は油脂や塵が付着しない湿気のない乾燥した保管庫または容器に保管して下さい。

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